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2015年2月25日(水)〜砂糖〜
 

砂糖を食べると肥満になると考えている人がいます。確かに砂糖はその栄養成分のほとんどが炭水化物ですので、カロリーが比較的高いのは事実ですが、肥満の原因は、エネルギー消費量に対して、過剰なエネルギー源を摂取するためです。
 肥満を防ぐためには、普段から適度な運動をすることでエネルギー消費を高め、いろいろな食品をバランス良く、かつ、適量を摂取することが大切です。

 甘味料として使われることの多い砂糖ですが、ご飯と同じ糖質(炭水化物)で、生命を維持し、健康に活動するためのエネルギー源として体の中で重要な役割を果たします。特に、糖質の中でも砂糖はすみやかに消化吸収されるため、スポーツなどの激しい運動をした後の疲労時には、栄養補給に高い効果を発揮します。
 また、脳や神経が働くときに、エネルギー源として利用できるのは、砂糖などが分解してできるブドウ糖だけです。このため脳や内臓、筋肉が活動するには、糖質を補給してやらなければならないのです。

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