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2015年6月10日(水)〜麦とろ〜

栄養バランスが高く夏バテ解消効果もある「麦とろごはん」は、江戸時代、東海道の宿場町で麦飯に「とろろ」をかけた「とろろ汁」が原型といわれています。
東海道の中程、疲れの出た旅人が峠を越える前に、この「とろろ汁」を食して峠に挑んだとも言われます。

麦とろには、夏場に向けてはとても優れた食品です。例えば麦ごはんに使う大麦にはビタミンBとミネラルが多く含まれています。また、食物繊維の含有量が高く、カルシウム、鉄分も豊富です。さらにとろろ(山芋)はジアスターゼ、ウレアーゼなど、でんぷん分解酵素が多量に含まれていますので、消化機能が低下している時や胃弱の人に最適です。またネバネバの多糖成分は、血糖値を下げる効果があります。
麦ごはんは、意外に消化がよくないので、まさに最高のコンビネーションではないでしょうか。

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